FC2ブログ

最後の日

5月31日、山形市の画廊「ぎゃるり葦」が、30年の歩みに幕を下ろしました。

ワタシにとって大事な場所が・・・・・なくなってしまいました。

あれから日がたつにつれて、

葦がなくなってしまったことの喪失感を、だんだん実感してきています。



     c-DSCF1438.jpg
                  最後のセレクション展



30年前、ワタシが初めて教室を開いたビルの2階に、「ぎゃるり葦」がありました。

画廊なんて気後れしてなかなか入れなかったものでしたが、

葦には画廊初心者の緊張をさりげなくほぐしてくれる不思議な空気があり、

いつのまにか毎日のように行きたくなる場所になってました。



ぎゃるり葦にはいつでも新鮮な感動と驚きがあって、いろんなことをたくさん教えてもらいました。

ワタシにとって、世界を広げてもらった場所でした。



葦に行くまでは、「絵を見てもよくわからない」とずっと思っていたけど、

評論家になる必要ないし、自分の感性で「好き」か「きらい」かでいいのだと教えてもらい、

楽な気持ちで絵を鑑賞できるようになったものでした。



      c-DSCF1435.jpg
        オーナーさんのこだわりのオーディオや、グランドピアノ



葦では、展示以外にもさまざまなジャンルのライヴも催されました。

準備で「猫の手も借りたい」くらい忙しい時には、

ワタシが「猫の手」になって、ちょっぴりお手伝いしたこともありました。(カンタンなことだけね)



     c-DSCF1442.jpg
                居心地のよい、お茶のスペース


画廊なのに、なぜか葦の常連さんは、展示を見るよりまずここ↑に座っちゃいます。

ワタシもそうだったけど(笑)

葦のレイコさんにお茶をすすめられて、知らない者同士でも話に花が咲く、

そんな気のおけないなごやかな場所でした。

ここでご一緒した作家さんや常連さんのお話は、

無知なワタシにはとても興味深いことばかりで、夢中になって話を聞いたものでした。



      c-DSCF1436.jpg
                          大好きなレイコさん


最後の日。

ワタシは、教室のあと急いで「お疲れさま」のお花とお菓子を携えて葦に向かいましたが、

この日を「淡々と仕事にいそしみたい」と言っていたレイコさんは、

いつもと変わりない笑顔で、いつもとおなじように迎えてくれました。

葦には、閉廊を知って驚いた常連さんが何人も駆けつけ、電話も次々かかってきました。

でも、時間は淡々と過ぎ、

最後は、レイコさんと昔なじみの友人とワタシの3人。

画廊を出る時、「またね〜」と軽く手を振って別れました。



「今生の別れでもないんだし」と思ってたけど・・・・・

帰りの車の中で、急に、30年間の思い出があふれるようによみがえってきました。

黄昏の街が、ちょっぴり涙でぼやけました・・・・・・。







ご訪問ありがとうございました♪
更新の励みになりますので、応援クリックよろしくお願いいたします♪
   ↓
にほんブログ村 美術ブログ ステンドグラスへ
にほんブログ村

br_decobanner_20110915141328.gif
-
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
05 07
プロフィール

RURI♪

Author:RURI♪
山形市のステンドグラス工房「グラスワーク瑠璃」のブログへようこそ♪
日々の制作や思い、教室風景や、時には愛猫ねねの溺愛ぶりなどなど、マイペースでつづっていきたいと思います。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
月別アーカイブ
リンク
Amazon
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR