きらきら♪ガラス時間
ステンドグラス工房&教室 グラスワーク瑠璃 のブログです。
最後の日
- Posted at 2012.06.03
- l日記
5月31日、山形市の画廊「ぎゃるり葦」が、30年の歩みに幕を下ろしました。
ワタシにとって大事な場所が・・・・・なくなってしまいました。
あれから日がたつにつれて、
葦がなくなってしまったことの喪失感を、だんだん実感してきています。

最後のセレクション展
30年前、ワタシが初めて教室を開いたビルの2階に、「ぎゃるり葦」がありました。
画廊なんて気後れしてなかなか入れなかったものでしたが、
葦には画廊初心者の緊張をさりげなくほぐしてくれる不思議な空気があり、
いつのまにか毎日のように行きたくなる場所になってました。
ぎゃるり葦にはいつでも新鮮な感動と驚きがあって、いろんなことをたくさん教えてもらいました。
ワタシにとって、世界を広げてもらった場所でした。
葦に行くまでは、「絵を見てもよくわからない」とずっと思っていたけど、
評論家になる必要ないし、自分の感性で「好き」か「きらい」かでいいのだと教えてもらい、
楽な気持ちで絵を鑑賞できるようになったものでした。

オーナーさんのこだわりのオーディオや、グランドピアノ
葦では、展示以外にもさまざまなジャンルのライヴも催されました。
準備で「猫の手も借りたい」くらい忙しい時には、
ワタシが「猫の手」になって、ちょっぴりお手伝いしたこともありました。(カンタンなことだけね)

居心地のよい、お茶のスペース
画廊なのに、なぜか葦の常連さんは、展示を見るよりまずここ↑に座っちゃいます。
ワタシもそうだったけど(笑)
葦のレイコさんにお茶をすすめられて、知らない者同士でも話に花が咲く、
そんな気のおけないなごやかな場所でした。
ここでご一緒した作家さんや常連さんのお話は、
無知なワタシにはとても興味深いことばかりで、夢中になって話を聞いたものでした。

大好きなレイコさん
最後の日。
ワタシは、教室のあと急いで「お疲れさま」のお花とお菓子を携えて葦に向かいましたが、
この日を「淡々と仕事にいそしみたい」と言っていたレイコさんは、
いつもと変わりない笑顔で、いつもとおなじように迎えてくれました。
葦には、閉廊を知って驚いた常連さんが何人も駆けつけ、電話も次々かかってきました。
でも、時間は淡々と過ぎ、
最後は、レイコさんと昔なじみの友人とワタシの3人。
画廊を出る時、「またね〜」と軽く手を振って別れました。
「今生の別れでもないんだし」と思ってたけど・・・・・
帰りの車の中で、急に、30年間の思い出があふれるようによみがえってきました。
黄昏の街が、ちょっぴり涙でぼやけました・・・・・・。
ご訪問ありがとうございました♪
更新の励みになりますので、応援クリックよろしくお願いいたします♪
↓

にほんブログ村
ワタシにとって大事な場所が・・・・・なくなってしまいました。
あれから日がたつにつれて、
葦がなくなってしまったことの喪失感を、だんだん実感してきています。

最後のセレクション展
30年前、ワタシが初めて教室を開いたビルの2階に、「ぎゃるり葦」がありました。
画廊なんて気後れしてなかなか入れなかったものでしたが、
葦には画廊初心者の緊張をさりげなくほぐしてくれる不思議な空気があり、
いつのまにか毎日のように行きたくなる場所になってました。
ぎゃるり葦にはいつでも新鮮な感動と驚きがあって、いろんなことをたくさん教えてもらいました。
ワタシにとって、世界を広げてもらった場所でした。
葦に行くまでは、「絵を見てもよくわからない」とずっと思っていたけど、
評論家になる必要ないし、自分の感性で「好き」か「きらい」かでいいのだと教えてもらい、
楽な気持ちで絵を鑑賞できるようになったものでした。

オーナーさんのこだわりのオーディオや、グランドピアノ
葦では、展示以外にもさまざまなジャンルのライヴも催されました。
準備で「猫の手も借りたい」くらい忙しい時には、
ワタシが「猫の手」になって、ちょっぴりお手伝いしたこともありました。(カンタンなことだけね)

居心地のよい、お茶のスペース
画廊なのに、なぜか葦の常連さんは、展示を見るよりまずここ↑に座っちゃいます。
ワタシもそうだったけど(笑)
葦のレイコさんにお茶をすすめられて、知らない者同士でも話に花が咲く、
そんな気のおけないなごやかな場所でした。
ここでご一緒した作家さんや常連さんのお話は、
無知なワタシにはとても興味深いことばかりで、夢中になって話を聞いたものでした。

大好きなレイコさん
最後の日。
ワタシは、教室のあと急いで「お疲れさま」のお花とお菓子を携えて葦に向かいましたが、
この日を「淡々と仕事にいそしみたい」と言っていたレイコさんは、
いつもと変わりない笑顔で、いつもとおなじように迎えてくれました。
葦には、閉廊を知って驚いた常連さんが何人も駆けつけ、電話も次々かかってきました。
でも、時間は淡々と過ぎ、
最後は、レイコさんと昔なじみの友人とワタシの3人。
画廊を出る時、「またね〜」と軽く手を振って別れました。
「今生の別れでもないんだし」と思ってたけど・・・・・
帰りの車の中で、急に、30年間の思い出があふれるようによみがえってきました。
黄昏の街が、ちょっぴり涙でぼやけました・・・・・・。
ご訪問ありがとうございました♪
更新の励みになりますので、応援クリックよろしくお願いいたします♪
↓

にほんブログ村

Trackback
Leave a comment
Comments
-
寂しいですねぇ。
土井先生が、教師として初めて赴任したのが「谷地中学」。(今は統合して「河北中学」になったが)
僕は、中学三年で、
若き希望に満ちたあの頃の土井先生を思い出します。
それからもう何年になるのだろう?
土井先生も、いろんな人生をくぐり抜けてきたようですが、下の「店」が無くなり、二階も閉じますかぁ~。。。
そうですかぁ~。
知りませんでした。
僕も、「葦」にはいろんな思い出があります。
ご苦労様でした。
- Posted at 2012.06.03 (09:02) by 圭一朗 (URL) | [編集]
-
>圭一朗さんへ
えー!
圭一朗さんは土井さんの教え子だったんですか!?
・・・そうだったんですかー。
ワタシも店子時代から、土井さんには本当にお世話になりました。
ワタシも土井さんの教え子のようなものです(笑)
土井さんは数年前から頸椎症を患ってらして、
葦に顔を出すことは激減していたそうです。
ワタシももう長いことお目にかかっていません。
葦を閉めることを決めたのも、病気が大きな原因のようです。
土井さんとしては、大げさなことは何もせず、
誰にも知らせずひっそりと閉廊したかったそうです。
でもそれじゃ、長年おつきあいのある作家さんや関係各位に失礼だからと、
レイコさんが説得して挨拶状だけは出すことにしたんだそうですよ。
ワタシは連休明けにレイコさんから教えてもらって、
まじゃ〜れには日記で書いていたのですが。
圭一朗さんが土井さんの教え子と知っていたら、お知らせしたのになぁ・・・。
まわりの商店街にも教えず、マスコミ関係にも一切知らせず、
大多数の方には閉廊ギリギリのタイミングで挨拶状が届いたようです。
そのへんが、土井さんらしいですね(笑)
土井さんもレイコさんも、もう会えないわけではないけど、
「ぎゃるり葦」というかけがえのない場所がなくなってしまったというのは・・・・
正直、打撃です。
イイ場所でしたよねぇ。
もったいないですよねぇ。
あはは、未練たらたらです。 - Posted at 2012.06.03 (11:09) by RURI♪ (URL) | [編集]
-
「幕をおろす」時って ホントに寂しいですよね。
・・・と言うより ちょっとたってから
その場所がなくなったことの寂しさを
ひしひしと感じますね。
ま、私の場合はお酒関係が多いんですけど(^_^;)
いつもの場所や思い出の場所がなくなるのは
ほんとに寂しいものです・・・ - Posted at 2012.06.04 (22:09) by yukko (URL) | [編集]
-
> yukko さん
コメントありがとうございます。
(実はこの記事UPしたあと、またしても腰痛が・・・!
さすがに今回は医者に行きました・・・・・ε-(´・`)
慣れ親しんだ場所がなくなるのは、ホントにさびしいかぎりですよね。
何事もいつか終わりが来るものだけど・・・・・。
葦が終わる日が来るなんて、
なぜか全然考えもしてなかったんだよねー( ̄ω ̄;)
ワタシは早めに知らせていただいた方なので、
覚悟する時間はあったはずなんですが、
いざ終わってしまうと、けっこうダメージ大きいです〜 - Posted at 2012.06.05 (17:22) by RURI♪ (URL) | [編集]